理念

当研究所の理念は、「ゆっくりズムのまち」を推進する桐生市のなかで、「移動」を人々の権利として確立し、「移動」を通じて持続可能な地方都市の実現を目指すことです。

Social and economic inequalities must be to the greatest benefit of the least advantaged members of society.

Rawls, John
〝Social Unity and Primary Goods〟in Collected Papers,
ed.by Samuel Freeman, Harvard University Press[1999],362

米国の政治哲学者ジョン・ロールズ(1921-2002)が提案した「最も不遇な立場の人に最も大きな利益を与える仕組み」は、社会を持続可能なものとするためにとても重要な考え方であり、この弱者に寄り添う姿勢こそが、ひとつの「ゆっくりズム」であると当研究所は考えています。

あなたが急ぐことを少しだけ我慢して、困っている人に歩調を合わせることができれば、それで助かる人がたくさんいるかもしれません。

あなたは今、急ぐことに疲れていませんか?急ぐことを休んでみませんか?

ゆっくりズム研究所 代表 登丸貴之